どんなメリットがあるのか
働きやすさが魅力
基本的に日中行われる介護サービスであるデイサービスは、ほとんどの施設で夜勤がありません。また、日曜・祝日が休みのところも多いので、子育てなど家庭の事情を考慮しながら働くことも可能です。よほど小規模の施設でない限り、誰か1人が急に休まなければならなくなっても十分仕事を回していけるので心配はありません。365日24時間体制の入所型施設と比べて、勤務時間が規則的であまり変動しないので体調面での心配が少ないこともメリットの1つです。
また一口にデイサービスと言っても施設によってさまざまな特徴があるので、自分の希望に合った職場を選ぶこともできるでしょう。にぎやかな雰囲気の中で働きたいのならばレクリエーションに力を入れている施設、逆にレクリエーションに苦手意識があるのならば機能訓練特化型デイサービス、少しでも収入を増やしたいのならば延長や泊まりを実施している施設など、条件に合う職場を探してみましょう。
多くの人の支えになることができる
比較的要介護度の低い人が利用しているデイサービスでは、身体介護の機会は他のタイプの介護サービスと比べてあまり多くありませんが、その分自立支援や介護予防に関するスキルを高めていくことができます。
また、利用者本人の支援だけでなくその家族の負担を減らすことにもなり、それが介護士を続けていくモチベーションになっているという人も少なくないようです。ご家族からプロとして信頼され、相談を受けることもあります。
注意点も理解しておくべき
さまざまなメリットがあるデイサービスですが、働くにあたって注意するべき点もあります。良い面だけを見ていると、実際に働き始めてから自分の希望とのずれに気が付いて、長く続けられなかったということにもなりかねません。
デイサービスでは自立支援や介護予防のスキルが高められると紹介しましたが、もしも身体介護のスキルアップを図りたいと考えているなら他の職場を探したほうが良いでしょう。また入所型施設にはない送迎業務があるので、自動車の運転に不安がある場合には、運転専門のスタッフがいるかどうかを確認しておく必要があります。
また、夜勤がないことはメリットの1つですが、入所型施設と比べると収入面はどうしても低くなってしまいます。上述の通りデイサービスの中にも時間が長めであったり泊りがあったりという施設もありますが、基本的には日中のみとなっています。
まずはその目的を知っておこう
何のために行うのか
少子高齢化に伴うさまざまな課題が取りざたされる中、高齢者の心身の健康を維持改善するための介護予防や自立した生活を送るための日常生活機能の維持に役立つとして、機能訓練は注目を集めています。単純に動ける・動けないということだけではなく、どのように生きていきたいかというような目標を持って取り組まれています。
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