向いている人・向いていない人
介護士として利用者を支援する
機能訓練は主に機能訓練指導員が計画から支援までを行いますが、介護士としてそれを支えることもできます。介護士は利用者と関わる時間も多いため、その状態を誰よりもよく理解しているはずです。それを機能訓練指導員と共有することによって、より良い計画を立てることができたり、日常的な動作の中でもどのようなことに気を付けて介助すべきかというアドバイスをもらったりすることができるはずです。そういった総合的な支援が、利用者の心身共に豊かな生活につながっていくのではないでしょうか。
デイサービスは基本的に要介護度が低い利用者が多く、介護業界が初めてという人やまだ実務に自信が無いという人にもおすすめできる環境です。特にどんな人に向いているか・向いていないかについて以下にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
デイサービスで働くのに向いている人は
明るくにぎやかな雰囲気のデイサービスは、高齢者と楽しくふれあいたい人におすすめです。普段から明るい性格でなければならないというわけではありませんが、利用者が楽しく過ごせるように、接している時間は笑顔を忘れずにいられる人が良いでしょう。また、レクリエーションの時間に限らず、デイサービスでは人前で話をする機会が他のタイプの施設と比べて多いようです。必ずしもおしゃべり好きである必要はなく、人前で話すことが苦ではない人なら問題ないでしょう。
無理なく働くためには、休日や勤務時間も大切なポイントとなります。デイサービスでは、日曜・祝日が休みで夜勤がない施設が多いようです。子どもがいるなど家庭の事情があっても、日曜・祝日を休みにしていない職場であれば他の職員への申し訳なさから無理に出勤することもあるかもしれませんが、デイサービスであればそういった心配の必要は少ないので、子育て中の人にも向いている職場と言えるでしょう。
デイサービスで働くのに向いていない人
職員の人数が多いと1人の利用者に対して関わることができる時間も増えますが、デイサービスは他のタイプの施設と比べて介護士の配置人数が少ないため、1対1の時間はその分少なくなってしまいます。じっくりと向き合って介護していきたいと考えている人は、デイサービスでの仕事には満足できないかもしれません。
また介護の仕事をしていくにあたって、給与額も大切なポイントだと考えている人にとってデイサービスは少し物足りなく感じる職場かもしれません。日中だけ利用者を受け入れている施設がほとんどなので、夜勤手当がない分どうしても給与が低くなってしまいます。しっかり稼ぎたいと考えているならば、夜勤のある施設を選んだほうが良いでしょう。
まずはその目的を知っておこう
何のために行うのか
少子高齢化に伴うさまざまな課題が取りざたされる中、高齢者の心身の健康を維持改善するための介護予防や自立した生活を送るための日常生活機能の維持に役立つとして、機能訓練は注目を集めています。単純に動ける・動けないということだけではなく、どのように生きていきたいかというような目標を持って取り組まれています。
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