デイサービスでの仕事に役立つ能力や資格は

注目の「機能訓練」を支える仕事

求められる能力や資格

デイサービスで働くために必要な能力

限られた時間の中でサービスを提供しているデイサービスは、スケジュール管理と臨機応変な対応が求められます。送迎の時間に違いがある場合もあり、その中でレクリエーションや食事、入浴、トイレ誘導などをそれぞれの状況に応じて進めていくことは決して簡単なことではありません。また職員の配置人数もそれほど多いわけではないので、時には上記のような内容を1人で複数行わなければならないシーンもあります。そのため、さまざまな業務を同時にこなしながらも、その場に応じた対応を冷静に行っていく能力が求められます。
またデイサービスの目的は身体的なサポートだけでなく、楽しく過ごしてもらい気分転換を図ったり、前向きな気持ちになってもらうことにあります。そのためには、コミュニケーション能力が必要です。言葉でのコミュニケーションはもちろんですが、表情や仕草などその他の方法についても意識していかなければなりません。

デイサービスで働くために必要な能力

資格がなくても働くことができる

デイサービスで働くために必ず持っていなければならない資格はありません。資格の有無によって可能な仕事内容には違いがありますが、無資格でできることも多くあります。送迎も普通自動車運転免許があれば行うことができるので、デイサービスで働くにあたって資格について特に気にしなければならないことはありません。
ただし、資格を持っていた方が仕事の幅が広がったり、待遇が良くなることは事実です。長く続けていきたいと考えるなら初めは無資格であっても、働きながら資格取得を目指したほうが良いでしょう。

持っていると役に立つ資格

必須ではありませんが、デイサービスで働く際に役に立つ介護の資格の一例を紹介します。介護業界での経験がなかったり、これから初めて介護の資格を取得しようとしているなら介護職員初任者研修からスタートするのが良いでしょう。介護の基礎知識、倫理や実務を学びます。誰でも挑戦することができ、取得しやすい資格と言われていますので、ぜひチャレンジしてみましょう。
介護職員初任者研修よりもさらに専門的な介護の知識や技能を習得したいなら、実務者研修へとステップアップしてみましょう。介護の基本に加え、医療的なケアに関する知識や技能も習得できます。実務者研修を修了し、研修を受けることによって、以前は医療従事者にしか認められていなかった「たんの吸引」も行うことができるようになります。
ここまで紹介した2つの資格は民間資格ですが、さらに上を目指すなら介護の資格では唯一の国家資格となる介護福祉士に挑戦してみましょう。現場で介護に携わる中で、一番上位の資格と言えます。介護職員初任者研修、実務者研修と進んできたならば、現場での経験が3年以上あることで介護福祉士に挑戦することができます。また、福祉系の学校で学んでいた場合にはその他の条件において取得することもできます。

まずはその目的を知っておこう

何のために行うのか

少子高齢化に伴うさまざまな課題が取りざたされる中、高齢者の心身の健康を維持改善するための介護予防や自立した生活を送るための日常生活機能の維持に役立つとして、機能訓練は注目を集めています。単純に動ける・動けないということだけではなく、どのように生きていきたいかというような目標を持って取り組まれています。

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