デイサービスの内容と人気の理由

注目の「機能訓練」を支える仕事

人気のある介護サービス

介護を受ける人にもその家族にも人気の通所型介護サービス

在宅介護は24時間365日体制で休みがなく、どうしてもストレスが溜まってしまうものです。介護をする側の人にとっては、自分のための時間が取りづらかったり、大切な用事がある時にも誰か代わりの人を探さなければならなかったりと、心身共に負担がかかっています。介護を受ける側の人にとっても、いつも負担をかけてしまい申し訳ないという気持ちから、なかなか自分の希望を言い出しにくい場合があります。そのような状態のまま在宅介護を続けていくことは、決して良い状況とは言えないでしょう。時には環境を変えて、リフレッシュの時間を作ることが必要です。
そんな時に役立つのが、通所型の介護サービスです。介護をする人とされる人、双方の気分転換となるだけでなく、入浴なども介護のプロに任せることができるので安心感があります。通所型の介護サービスにはデイサービスとデイケアがありますが、ここではデイサービスを取り上げていきます。

介護を受ける人にもその家族にも人気の通所型介護サービス

デイサービスで行っていること

一口にデイサービスと言っても、どのように利用したいかをケアマネージャーと相談して決定するため、利用パターンはさまざまです。しかし提供されるサービス内容はおおむね同じなので、代表的な例を紹介します。
「通所型」と呼ばれる通り、デイサービスは自宅やその他の施設から通って利用します。近隣の場合は徒歩で通う人もいるようですが、送迎サービスを利用するのが一般的です。デイサービスに到着すると、看護師が体温や血圧などから健康状態をチェックし、問題なければレクリエーションに参加したり入浴サービスを受けたりすることができます。入浴サービスは施設によって大浴場か個人浴か、身体を動かすことに不自由がある人向けの入浴設備が整っているかどうかなど違いがあります。食事も提供され、利用者の状態に合わせたメニューが考えられているようです。これらのサービスの利用に関しての相談や、日常生活における不安などを聞いてくれる生活相談員もいるので、利用パターンを変更したいなどの希望がある際にも対応してもらえます。

施設の色が出る「レクリエーション」

レクリエーションの内容はデイサービスごとに大きな違いがあるようです。囲碁や将棋、手芸など文化教室のような内容の場合もありますし、集団で体操をしたり身体を使ったゲームをしたりという場合もあります。最近では、運動器具を導入してスポーツジムのように身体を動かすことができる施設もあるようです。
デイサービスは高齢者が家族以外の人と交流して気分転換をすることに加え、自立した生活を送るための支援として、生活機能の維持や向上を目的としています。レクリエーション内容の違いは、その中でもどういったところに重点をおいているかが見えてきやすいポイントと言えるかもしれません。

まずはその目的を知っておこう

何のために行うのか

少子高齢化に伴うさまざまな課題が取りざたされる中、高齢者の心身の健康を維持改善するための介護予防や自立した生活を送るための日常生活機能の維持に役立つとして、機能訓練は注目を集めています。単純に動ける・動けないということだけではなく、どのように生きていきたいかというような目標を持って取り組まれています。

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